ごめんなさい。m(__)m
別れを告げられた翌日。
彼女からの『おはよう!』コールは無かった。
(やっぱ、終わったか‥‥‥。)
そんな事を思いながら、俺は会社に向かった。
いつもと同じ街並み。
いつもと同じ空気。
変わったのは俺ら二人。
あいつの声は、もう2度と聞けない。
モヤモヤした気持ちのまま、それでも俺は淡々と仕事をこなした。
お昼になって、俺の携帯が震えだした。
(あいつからだ❗)
画面を見ると、
「りく、お昼休み 少し時間取れる?」
とのメッセージ。
「俺の方から電話しようか?」
「ううん。あたしからかける。今、大丈夫?」
「あぁ、いいよ。」
数秒後、彼女から電話がかかってきた。
「もしも~し。どしたん?」
彼女は既に半泣きしている。
「んとね。。」
しばらく間が空いて
「りく。あたし、昨日ずっと考えてた。」
「りくの事、ずっと考えてね。」
「あたし、やっぱ りくじゃないとダメなの。。この先、あたしの中で りくが居ない人生なんて考えられないよ~。」
彼女は既に大泣きで、言葉が はっきり聞こえないほど泣きじゃくっていた。
「うんうん。」
俺は、ただ相づちを打って彼女の声に耳を傾けた。
「りく。。昨日は、ホントにごめんなさい。
もう一度 あたしとやり直せないかなぁ~。」
「もう、あたしの事なんか嫌いになった?」
「あたし、りくが好きなの。」
「こんなに大事に想われた事、1度も無くて‥。」
「昨日ね。つくづく そう思った。」
「りくじゃないと無理なんだって。。」
「やっぱ、ダメかなぁ~。」
「もう泣くな。」
「お前の他に誰が居るんよ。」
「また よろしくな❗」
「いいの?」
「ホントに あたしで良いの?」
「あぁ。もちろんや。」
「ホント?!」
「じゃあ、また電話しても良い?」
「いっぱいLINEしても良い?」
「当たり前やんか。」
「もう、いつもどおりの俺らや。文句ある人~!?」
「あはは(^○^)。いませ~ん!(^人^)」
「やっと笑ったな。(^w^)」
「ほな、そろそろ仕事の時間や。」
「またな❗(^_^)/」
「うん!お仕事 頑張ってね~!」
「またね~!」
こうして、俺達は、また いつもの二人に戻った。
だが、これから先に待ち受ける大きな壁の存在には、この時には未だ気づいていなかった。