それでも愛してる

妻との出会いから、今日までを自分目線で綴ったブログです。

Good-bye My Love

あの日から2日後。


彼女は昨日の答えを話始めた。


「あのね。色々考えたんだけど、あたし、昔の生活に戻るのが どうしても嫌なんだ。」


「あたしにとっては、チビ達が一番大事。」


「そのチビ達に、もうこれ以上辛い思いだけは させたくないんだ。」


「あたし、反省してる。りくには悪かったと思ってる。あたしも努力する。だから、二人で頑張ろう!」


「もう、【別れる】とか言わないで~!」



「あぁ。分かった。」


そうは言ったが、俺は この時 サキの顔を見ることが出来なかった。


薄っすらと、わずかな光が二人の間に射し込んだ。

だが、その光は、俺の中の闇を消し去れる程の光ではなかった。



(あいつが そこまで言うなら、そうしよう。)


これは俺の持論だが、人を好きになるってのは、努力して出来るようなもんじゃない。


それでも、俺は彼女と一緒に居ようと決めた。

いつまで続くのか‥‥。

それは誰にも分からない。


でも、いくら努力をしても、いつか、必ず限界が来ることだけは間違いない。


その時は、潔くサキの傍を離れよう。


そう決心した。


あれ以来、セックスはしていない。

それどころか、キスもハグもしていない。


一緒に出掛けることもない。

ひとつの布団で寝てはいるが、背中を向けて寝る日々。。




描いていた暮らしとは かけ離れている。


それでも、良いと思っている。


【セックスってのは、大好きな人とするもんや。

一番好きな人にだけ、身体を預けな。

大事な身体。粗末にしたらアカン。】


これは 今まで、ずっとサキに言ってきた言葉だ。


これが 正しいか どうかなんて分からない。

他人によっては異論や反論もあるだろう。


でも、こんな形があっても良いと思う。



【俺は、サキが幸せなら それで良い。 たとえ、サキの隣が俺じゃなくても‥‥。】

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